更年期障害の治療って?
更年期障害って、どういうふうに治療するんでしょう?
治療方法はおおきく分けて3つあります。
- ホルモン治療(ホルモン補充療法)
- プラセンタ療法
- 漢方薬治療
お医者さんの判断によって、これ以外の最適な治療法を奨められるかも知れません。
そのときは、お医者さんの指示に従って下さいね。
これらの治療がどういうものなのか、ひとつづつ見ていってみましょう。
どの方法も減少した女性ホルモンに対して、何らかの手を打つものですが、それぞれデメリットもあります。
ホルモン補充療法(HRT)のデメリットは?
更年期に入って減ってきた女性ホルモンを補充する療法です。ホルモンを直接足してやるんですね。
この治療方法はすっごい悪いイメージがあります。
2002年に「ホルモン治療で乳がん、静脈血栓症、脳卒中のリスクが増加する」というショッキングな報道があったんですよ。それで、「ホルモン療法は危険だ」というイメージが一気に広まったんですね。
ただし、この報道は臨床試験のやり方に問題があったみたいなんです。間違ってたんですね。2006年には、厚生労働省がちゃんと調べなおして、「乳がんになるリスクは上がるどころか、六割下がる」っていう報告を出したんですが…
遅かったんです。今でも多くの人が「ガンになるのはいやだ!」と、この治療方法を嫌がります。
医師の相談のもとに行えば、有効な更年期障害治療法の一つなんですけどね。
プラセンタ療法のデメリットは?
副作用も少なく、厚生労働省も「更年期障害」と「肝機能障害」の治療で使用を認めている治療法です。
ただし、プラセンタ注射を接種した人は、他人への輸血ができなくなるというデメリットがあります。(法律で決められています)
漢方薬のデメリットは?
主に長期治療で使うもので、副作用が少なく、体にも優しいのが漢方薬。
デメリットは効き目を実感するまで時間がかかることですね。
できたら、お医者さんに行くのは最後の最後にしたいな…というあなたは、
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